2025/05/26 19:55
今日は、似顔絵販売店としては、ちょっとお話ししたくない内容に、あえて正面からお話してみようと思います。
◆ 似顔絵って、なぜ“嬉しくない”と感じる人がいるの?
似顔絵をもらった経験がある方の中には、こんなふうに思った方もいるかもしれません。
「気にしている特徴を大げさに描かれて笑えなかった…」
「絵のタッチが好みじゃなかった…」
「自分の顔の絵をもらうのは気恥ずかしい」
「“もらったけど、自分の顔ってどこに飾ればいいの?”って正直困った」
「正直あまり似ている気がしなかった…」
似顔絵というのは“超個人的なギフト”であるがゆえに、相手の好みや感覚に合っていないと、「嬉しい」どころか「気まずいもの」になってしまうこともあります。
◆ じゃあ、似顔絵はプレゼントに向いていない?
結論から言うと、「“相手目線”で考えれば、似顔絵はすごく喜ばれるギフト」になります。
よくありがちな“失敗パターン”はこんな感じ:
・ユーモア重視で描いてもらったら、相手は本気で傷ついてしまった
・自分の好みだけで絵柄だけど、部屋の雰囲気に合わない…
・真顔で肖像画みたいでちょっと怖い…
・そもそもあまり似ていなかった
似顔絵は、ただ顔を描くだけのプレゼントではありません。
「相手をどれだけ思って制作に携わったか」が最も大切なんです!
◆ “嬉しくなる似顔絵”にはコツがあります
似顔絵作家として、贈り物として本当に喜ばれた作品にはいくつか共通点があります。
✔ 「自然に笑顔になれる」絵のタッチ(誇張しすぎない)
✔ 写真選びを重視する(「かわいい」「かっこいい」で選ぶより、「その人らしい表情」「服装」「髪型」で選ぶ)
✔ プレゼントする方からのメッセージ等がさりげなく添えられている(プレゼント者からの言葉や言いまわしが大切)
✔ 相手の好みを考えて、飾ってもらえそうな絵柄やサイズを選ぶ
✔ 本人を知らない作家に任せっきりでなく、写真選び、入れる文字、下絵の確認等、は相手のことを考えてする
作家選びはもちろんですが、どれだけ被写体のお人柄や、プレゼントの想いを伝えられるかが大切です。
絵を描くことは似顔絵師ですが、絵に入れるメッセージや、実際印象にマッチしているかの確認は、相手のことをよく知る人が考える方が良い作品になるんです!
そんな似顔絵を贈ることができれば、きっと恥ずかしいより先に「嬉しい」「自分の好みをよくわかってくれている」「新しい自分を知るキッカケになった」など、「似顔絵って、いいな」と思ってもらえるはずです。
似顔絵のプレゼントで失敗した経験のある方も、ぜひ、再チャレンジのキッカケとなってもらえればうれしいです。