2025/11/13 10:25


古希(こき)は、数え年で70歳を迎える、還暦に続く大切な長寿のお祝いです。還暦祝いを終えた後、「次は古希だけど、何を贈ればいいだろう?」と悩む方もいるかもしれません。

還暦は「第二の人生のスタート」を祝うお祝いでしたが、古希は**「健康長寿」への心からの敬意と感謝**を伝えるお祝いです。そのため、贈り物には還暦とは異なる「上品さ」と「安らぎ」が求められます。

この記事では、古希祝いの基礎知識と、還暦祝いのギフトとの選び方の違いを解説した上で、70歳の両親・祖父母が「本当に」喜ぶ人気のギフトランキングTOP5をご紹介します。




1. 古希祝いの基礎知識:還暦との違いを知ってスマートにお祝いを


古希祝いをスマートに行うために、まずは還暦との違いを明確に理解しましょう。

1-1. 古希(こき)とは?その意味と由来
古希とは、数え年で70歳を迎えるお祝いです。
由来: 中国の詩人、杜甫(とほ)の詩の一節「人生七十古来稀(じんせいしちじゅう こらいまれなり)」から来ています。
現代の捉え方: 昔は稀だった70歳まで健康で長寿を達成したことへの心からの敬意と感謝を伝える、人生の大きな節目です。


1-2. 還暦との「お祝いの質」の決定的な違い
還暦と古希では、お祝いのテーマとシンボルカラーが異なります。
祝いの種類年齢(数え年)テーマシンボルカラー
還暦61歳(満60歳)第二の人生のスタート、生まれ直し(魔除け、情熱)
古希70歳(満69歳)長寿の達成、敬意、健康(高貴、品格、知恵)
古希祝いでは、還暦の「ポジティブでアクティブ」なイメージから、**「落ち着き」と「上品さ」**が求められる点に注意が必要です。


1-3. 古希祝いの相場と贈るタイミング
相場は、両親へは3万円~10万円程度、祖父母へは1万円~5万円程度で、還暦と大きな差はありません。しかし、**「金額よりも気持ち」**が重視される傾向がより強いのが古希祝いです。
贈るタイミングは、誕生日の前後、敬老の日、または家族が集まりやすいお正月やお盆などが一般的です。





2. 【還暦とはココが違う!】古希のギフト選び5つのポイント


古希祝いの贈り物を選ぶ際に、還暦祝いのノリで選んでしまうと失敗する可能性があります。還暦の経験を活かし、以下のポイントを押さえましょう。

・還暦(赤)→ 古希(紫)へシフトする
派手な「赤」から、**落ち着いた「紫」**を基調とした品を選ぶだけで、上品な古希祝いになります。

・アクティブさ → 安らぎ・健康を重視する
還暦で贈ったようなゴルフ用品などの活動的なものから、古希ではマッサージ機や高級寝具など、リラックスできるものにシフトすると喜ばれます。

・実用品 → 記念品、オーダーメイド品を検討する
還暦で実用品を贈った場合は、古希では「還暦祝いと被らない」オーダーメイドの記念品(似顔絵、名入れポエムなど)が喜ばれます。
還暦祝いに記念品を贈った場合でも、古希では「70歳の今」という新たな視点で贈ることで、10年間の人生の成長と変化を楽しむことができます。

・家族全員の想い出 → 夫婦二人の時間を尊重する
体力的な負担を考慮し、家族全員参加の賑やかな旅行よりも、夫婦水入らずでゆっくり楽しめる温泉旅行などを検討するのも一つの手です。

・「年寄り扱い」への配慮をより強く意識する
還暦以上に、杖や老眼鏡など「老い」を連想させる品は厳禁です。





3. 古希のシンボルカラー「紫」を意識した贈り物とランキングTOP5


上記の選び方の違いを踏まえ、古希祝いに「本当に」喜ばれる贈り物ランキングをご紹介します。


第1位:安らぎと健康を贈る【実用・リラックスグッズ】
「いつまでも元気でいてほしい」という願いがストレートに伝わるため、70歳のお祝いでは圧倒的な人気です。

・マッサージチェア・クッション:日頃の疲れを癒す本格的なもの。

・高級寝具:質の高い睡眠をサポートする枕やマットレス。

・健康家電:血圧計や歩数計など、健康維持に役立つもの。




第2位:特別な時間を贈る【体験型・食事ギフト】
モノではなく、家族との「時間」をプレゼントする体験型ギフトも、還暦に続き人気です。

・温泉旅行:移動や観光に無理のない、近場の高級旅館でのんびり過ごすプランが人気。

・高級料亭での家族会食:家族みんなが集まり、美味しい料理を囲む会食は、最高の思い出になります。




第3位:人生の節目を刻む【オーダーメイドの記念品】
還暦祝いに違った商品を選んだり、同じ記念品で10年間の喜びや変化楽しめるようにするのもおすすめです。す。

・似顔絵ギフト
還暦で赤いちゃんちゃんこ姿の似顔絵、古希では紫色の衣装や、現在の趣味を楽しむ若々しい姿の似顔絵を贈ることで、10年間の人生の変化を楽しむことができます。家族からの「変わらない笑顔が嬉しい」というメッセージを添えれば、最高の記念品になります。

・名前詩(ネームインポエム)
70年の人生を称える感動的な詩を作成。家族からのメッセージが、最高の記念品になります。




第4位:品格が光る【紫のアイテム・ファッション】
シンボルカラーの「紫」を取り入れつつ、落ち着いた上品なアイテムを選びましょう。

・紫を基調とした上質なストール:カシミヤなど、肌触りが良く防寒にもなるもの。

・紫色のアクセサリー:アメジストなどの紫色の天然石を使ったアクセサリー。

・フラワーギフト:紫のプリザーブドフラワーや、胡蝶蘭など、品格のある花。




第5位:感謝が伝わる【名入れ酒・嗜好品】
還暦に続き、お酒や飲み物も定番ですが、古希では「夫婦で楽しめる」ものが人気です。

・紫色のボトルのお酒:ワインや日本酒など、紫色のラベルや瓶のものを選択。

・夫婦で楽しめる嗜好品:高級な日本茶や紅茶、コーヒー豆など、落ち着いた時間を楽しむためのセット。





4. 古希祝いを贈る際のマナーとメッセージ


避けるべき贈り物と共通のマナー
杖など老いを連想させる品は、還暦祝い以上に厳禁です。
のしは「紅白の蝶結び」、表書きは「御祝」「祝古希」とします。

メッセージは「敬意」と「健康」を込めて
還暦祝いの「頑張って!」というエールとは異なり、古希祝いでは「心からの敬意」と「これからも健康でいてください」という健康長寿への願いを込めたメッセージにすることが大切です。





5. 似顔絵プレゼント・アートからのメッセージ

長寿のお祝いのたびに、似顔絵ギフトが選ばれるのには理由があります。
それは、**「変化を楽しむ」**という特別な価値です。
年を取ることをネガティブにとらえる方も多いかもしれませんが、還暦、古希、その先の喜寿、傘寿と、年を重ねるたびに、並べて飾った似顔絵を見ることの喜びは増していきます
米寿を迎える母親に、古希から似顔絵を毎年プレゼントしていたお客様からも、「次の節目も楽しみになった」とご好評をいただいております。
ぜひ、**「笑顔のコレクション」**となる弊店の似顔絵ギフトで、大切な方の古希祝いを彩ってください。