2025/11/27 18:39

なぜ「上手い絵」じゃなくてもいいのか?
「どうせ私には絵心がないから…」「似顔絵を描いても、似てなくて恥ずかしい…」と、誰かの似顔絵を描くことを諦めていませんか?
お客様の中にも「昔、自分で描こうとして諦めた」という方が非常に多いです。
でも、プロが断言します。似顔絵で一番大切なのは、筆の運びやデッサン力といった**「技術」ではありません。必要なのは、描く相手への「深い観察力」、ただそれだけです。
この記事を読めば、絵を描くことがきっと楽しくなるはずです。
絵心ゼロでも、今日から誰かの笑顔を引き出す「似顔絵」を描くことにハマってしまうかも…!
描く前に知ってほしい!似顔絵が楽しくなる「心の準備」
上手く描こうとすると、かえって似顔絵は難しくなります。「下手だ」と感じてしまう人の多くが犯す、たった一つのNG行為とは?
NG行為:上手に描こうとする
目指すべきは、その人らしさを大胆に表現すること。
絵を上手に、リアルに描く必要は全くありません。
そのままリアルに描こうとすると、気持ち悪い絵になってしまうんです。
「似ている」とは、正確さではなく、「これこそあの人だ!」と感じさせる、大まかな特徴の強調です。
極論、〇、△、□だけで顔を書いてみてください。
パーツの大きさと配置の特徴だけをとらえるんです。
それだけで、似顔絵を描く人のことを知っていれば、その人らしい絵になりますよ。
実は本来、似顔絵は人の顔の特徴をとらえて単純化させる作業なんです。
なので、プロの中で評価される似顔絵も、「いかに少ない線と表現で似せることができたか」というのが重要だったりします。
ロゴをつくるイメージに近いかもしれません。
だから、絵が上手でデッサンを学んできた人ほど、似顔絵を描く際の細かな表現が仇になることもあります。
「絵心がない!」「絵が下手」と思っている人ほど、似顔絵を描いてみると良い似顔絵が描けたりするんです。
プロが認める「表現力」の勝利!浜田画伯に学ぶ
誰かに似顔絵を見せるのが恥ずかしい、と思っていませんか?
ここで、一つの大きな例をご紹介します。お笑い界のトップランナー、ダウンタウンの浜田雅功さんは、独特のタッチ(世間的には「画伯」と呼ばれることも)の絵で、なんと初の個展を開催し、大きな話題となっています。
浜田さんの絵は、いわゆる「上手な絵」の定義とはかけ離れているかもしれません。
しかし、そこには強烈な個性と、見る人を惹きつけるパワーがあります。
浜田さんの場合は、描く人の魅力も大きくありますが、それは素人の絵でも同じです。
「下手だな~」と笑っていた絵が、だんだん好きになることがありませんか?
絵は、描く人の魅力、描いた絵自体の魅力が、だんだん伝わることもあるんです。
だから、描いた絵は必ず、人に見せてみてください。
思いがけない感動や笑いが生まれるかもしれません。
そして、あーでもない、こーでもないと話しながら修正してけば、最高の絵が生まれることもあるはずです。
人柄や性格など、よく知っている人が描く似顔絵は最強
プロの似顔絵師は、その技術とセンスで、始めて合う人の似顔絵を、かわいく上手に描きます。
でも、その人をよく知っている人の描く似顔絵には、どうしても勝てなかったりすることがあります。
もちろん、絵の技術や完成度では、プロの絵の方が良いに決まっています。
ただ、その絵を見て、「似てる~!」という笑いの大きさでは、良く知っている人の絵が勝ることがあるんです。
それは、「その人らしさの表現」です。
よく、「性格や人生は顔に出る」と言います。
私自身も実際にそうだと思います。
だとしたら、どんなに絵が上手でも、デザインセンスが良くても、「その人らしさ」という意味では、その人を近くで見てきた人には勝てませんよね…。
ぜひ、〇、△、□だけを使って、身近な人の似顔絵を描いてみてください。
描き合ってみるのも楽しいかもしれません。
きっと、今まで自分の知らなかった才能が開花されるはずです!
そして、「やっぱり技術はプロに任せたい」と思われたら、私たち似顔絵ショップにご相談ください。
その際には、ぜひ、その人の性格やお人柄を伝えてください。
そうすれば、プロの技術と、お客様の想いが合わさった、最高の似顔絵をつくり上げることができるはずです!
